成年後見について Q1

Q.高齢で認知症の母がいます。
 財産管理のことなど心配で成年後見申立をしたいのですが、お願いする弁護士に後見人になってもらうことができますか?

 

A.

 親族の中でトラブルもなく、特に異論を言う人がいなければ、自分の依頼したい弁護士に後見人になってもらうことができるケースが多いです。
 弁護士に、お母さんの成年後見申立を依頼して、その後見人候補者にもなってもらう、ということは一般的には可能です。
 特に問題がなければ、家庭裁判所も申し立てた弁護士が後見人になることを認めることになります。
 ただし、親族間(たとえば子同士)に争いがあれば、だれか1人が依頼する弁護士が後見人になることに反対する人が出てきます。
 特に、将来のお母さんの相続などを巡ってトラブルが予想される場合などは、その典型的なケースです。
 そういう場合は、ある1人の味方の弁護士(申立代理人となった弁護士)がそのまま後見人に就くのは良くないので、全く中立の第三者(これも弁護士になることが多いでしょう)を裁判所が選んでその人が就任することになります。
 以上のことから、まとめると次の通りです。
 争いのないケースならば希望の弁護士に後見人になってもらうことが可能であることが多いけれども、争いのある場合はそれは難しい、ということになります。
 この質問のように、誰が後見人になるのかということも含めて、お母さんの財産管理を正しいものにするにはどのような方法がいいのかについては、弁護士に相談して頂くことをお勧めします。