スタッフのコラム

サッカーW杯の思い出~弁護士村上英樹

 サッカーW杯、決勝トーナメントに入り、ますます熱い戦いが続いています。

 私は起床時間5時半、6時から日課の運動をはじめるので、今はこの30分のみの観戦ですが、毎朝楽しみにしています。だいたい、前半の残り15分を観ることができます。

 日本が初めてW杯に出場した1998年フランス大会のときは、私は司法修習生でした。

 初戦のアルゼンチン戦を、埼玉県和光市にある司法研修所の寮のロビーのテレビで観ました。

 司法修習生が大勢集まり、一種のパブリックビューイングのような雰囲気でした。

 アルゼンチンとの実力差は歴然としており、日本のゴールが脅かされるたび、寮のロビーには、何度も悲鳴が鳴り響きました。何度もピンチを防いだものの、1点決められ、0-1で敗れましたが、大変楽しかった思い出です。

 その頃を思うと、サッカーW杯というもの自体よく知らず、特にサッカーに詳しくない人はほとんどが「ニッポン」の視点でW杯を観ていたと思います。

 「ヨーロッパでは、サッカーの国際試合は、国と国との戦争なんだよ。」

などと言われ、へーそうなんや、穏やかではない喩えだけれども、もし本当に戦争がサッカーに置き換わるならそんなに良いことはないなあ、等と思ったものです。

 それから16年のうちに、日韓大会もあり、南アフリカ大会でも日本は決勝トーナメント入りし、観戦する側にも、視野の広がりが出てきたようです。

 今回、日本は、残念ながら予選敗退したものの、そんなことで落胆しているよりも、他の出場国の選手たちのプレー、それもトーナメントに入り、よりエキサイティングな戦いを観られる幸せのほうが大きいというのが今の心境です。そういう人も多いのでは?

 16年前は「日本負けちゃった」でかなり終わったような心境でしたが、今は違う。日本代表も、次回以降の大会ではきっと、今回よりも流れをつかんで躍進できるだろう、という気がします。

 そんなわけで、明日以降もますます朝起きるのが楽しみです。

                                  弁護士 村上英樹