スタッフのコラム

弁護士出張授業 (弁護士 安藤秀昌)

先日,兵庫県内の中学校で,1年生を対象に,出張授業を行いました。

これは,兵庫県弁護士会の法教育委員会が行っている活動の一つで,弁護士会に依頼のあった学校に出向き,法に関する授業を行うというものです。

 

このような授業を担当するのは初めてだったので,どのような話をすれば良いのか,大変悩みました。

学校から要望のあったテーマは,「裁判のしくみと弁護士の役割」や「賢い消費者となるための知識」といった内容でしたが,中学1年生が,「裁判」や「弁護士」,「消費者」についてどの程度知っているのか,どのようなイメージを持っているのかわからず,親戚の子どもたちに聞いてみたりもしました。

また,午後一番の授業なので眠くて誰も聞いてくれないのではないか,冗談を言ったらスベりはしないか等々,当日まで不安でした。

 

ところが,当日を迎えてみると,みんな素直で,何十個も質問が出るほど熱心に聞いてくれました。

誰も弁護士には会ったこともなく,どんなものかよくわからないとのことだったので,「弁護士の1日」や「弁護士になるには」といった話をしたり,生活上の法的トラブルを例に挙げ,「こんなときにはどうする?」と聞いてみたりもしました。

 

私が中学1年生くらいの頃を思い返してみても,弁護士といえばテレビドラマのイメージくらいしかなく,遠い存在だったように思います。

今回私の話を聞いて,弁護士というものを少しでも身近に感じ,大人になってトラブルに巻き込まれたときに,「弁護士に相談してみる」という選択肢を思いうかべてくれればうれしく思います。

                                      (弁護士 安藤秀昌)