スタッフのコラム

マイナンバー制度が始まります(弁護士 村上英樹)

 賛否両論もかなりありましたがマイナンバー制度がいよいよ運用が始まります。

 まずは、国民にマイナンバーを知らせる「番号通知カード」が送られて来るそうです(10月20日過ぎ~11月下旬ころのようです)。

 基本的に、住民票上の住所地に送られてくるので、単身赴任や下宿やその他の事情で住所地と実際の居所が違う人は注意が必要です。

 また、これとは別に「マイナンバーカード」というものがあります。これは申請をして発行してもらうものですが、顔写真付きでICチップが入ったカードです。マイナンバーが確認できるとともに、本人確認にもなるカードです。こちらは、平成28年1月以降に交付される見込みだそうです。

 今後、社会保障関係(健康保険など)や税関係(確定申告など)の手続の際に、マイナンバーを記入する必要があるになり、また、勤務先・保険会社・証券会社などからもマイナンバーの提示が求められるようになることが予定されています。

 国としては、行政を円滑にするために役立つということで導入するわけですが、国民の側ではこれに対する対応が必要になってきます。

 また、企業も従業員等のマイナンバーを扱うことになるので、その取扱いの仕方を正しく学んでおく必要があります。

 個人情報に関わるものであり、これまでに全く馴染みのない制度の導入ですから、心配や混乱というのもあって当然と言えば当然です。

 この制度自体の是非、在り方もしっかり見守っていかなくてはなりませんが、ともかくも、マイナンバー制度の基礎知識や個人や企業等として最低限しなければならない対応方法を学んでおくこと(総務省や各市町村のホームページなどに解説が載っています)が、不安や混乱を極力減らすのに有効だと思われます。

                                        弁護士  村上英樹