スタッフのコラム

6歳未満初の脳死判定~改正臓器移植法 (弁護士 村上英樹)

 15日のニュースで、富山大病院に入院中の男児が、改正臓器移植法に基づき6歳未満としては初めて脳死と判定されたことが報じられました。

 臓器移植法は、平成22年に改正が行われ、本人が拒否していなければ家族による承諾による提供が認められ、15歳未満でも提供できるようになっています。(ただし、虐待事例などに対しては厳しくチェックする仕組みになっています。)

 詳しくは↓厚労省のHPにあります。

http://www.mhlw.go.jp/seisaku/2010/01/01.html

 考え出すと大変難しい問題を含みますが、本当の最後の最後まで、その人個人の尊厳を大切にするにはどうしたらよいか?という問題です。

 この男児のご両親の「息子は誇り」という言葉、そのことからすれば、改正臓器移植法の趣旨が活かされたのではないか、男児が最後の最後までより良く生きられることになったのではないか、と思えます。

 もちろん、移植に関わる医療機関などには特別の配慮等が必要になる、大変な問題です。

 私たち法律家としても、より関心を持って、子どもの終末医療の在り方、臓器移植の問題について、個人個人を本当に尊重することになる方の在り方を模索していければ、という思いがします。                                         

                                            (弁護士 村上英樹)